お歳暮の渡し方

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お歳暮を手渡すために相手の自宅を訪れると、礼を逸した行動は慎まなければなりません。部屋に上がった後も気を抜いてはなりません。まずはきちんと挨拶をします。挨拶前にお歳暮を渡してしまうのは控えましょう。挨拶が済めば、お歳暮を手渡します。その際、物品の正面を相手に向けるように、回転させるのがマナーとされています。回転させる時は、机等を傷つけないように配慮して下さい。こうしたマナーは、特に和室に通された時に、厳格に実施するようにします。洋室であれば、片手を添えるようにして渡せば丁寧な印象を与えるでしょう。

ところでお歳暮を入れた袋については、どうすれば良いのでしょうか。例えば紙袋に入っている場合、紙袋ごと手渡すのは失礼だとされています。何故なら、紙袋は物品を保護するための物であり、道中に汚してしまっていると考えられるからです。手渡す時は紙袋から取り出し、袋は小さく折りたたみましょう。そのまま持ち帰るのを忘れないようにして下さい。なお和式で手渡す時は、風呂敷に包むのも選択肢です。風呂敷であれば、風呂敷を持ち帰るのは自然に行えます。また、お盆を使う場合は、お盆に纏わるマナーも存在するため、事前に調べてから行うようにしましょう。

手渡すのが難しい場合は、配送することになりますが、その際、お礼状は、お歳暮配よりも先に受け取ってもらえるように郵送しましょう。そうした手続きに不安がある場合は、お歳暮にお礼状を添えても問題ありません。