忘れてはいけない労働契約

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エンジニアの役割は多岐にわたる為、求められるスキルは年々高くなっているようですが、それでも未経験から独学でエンジニアを目指す方は少なくありません。

未経験からエンジニアへ転職するとなると業務内容や勤務形態を把握するだけでなく、転職までに業務に必要となるスキルをある程度つけておかねばなりません。

しかし、ここで気を付けておきたい事があります。それはスキルを付けることに必死になって労働契約に関する確認を忘れてしまう事です。

労働契約にあたっては、労働者に対して賃金、労働時間などの労働条件を明示しなければならないようです。特に、労働契約の期間、就業の場所、従事すべき業務、始業・終業時刻などは、書面での提示が義務付けられています。

また、解雇しようとする場合は「30日前に予告しなければならない」、賃金は「通貨で、直接、その全額を、毎月1回以上、一定の期日を決めて支払わなければならない」など、具体的に定められています。

労働時間に関しては、1日8時間、1週間40時間(原則)の法定労働時間が定められている他、変形労働時間制や休憩時間、休日、時間外労働・休日労働・深夜業、割増賃金の額、年次有給休暇の日数について、具体的な定めがあり、労働者にとっても大切な事項となり、使用者は知っておく必要があります。

常時10人以上の労働者を使用する使用者は、それらの労働条件に関する具体的な細目を定めた、「就業規則」を作成し、所轄の労働基準監督署長に届け出が必要です。

転職の準備がどんなに忙しくとも、労働契約に関しては確認不足にならぬよう気を付けましょう。

また最近ではITエンジニアやクラウドエンジニア、インフラエンジニアなどエンジニアの求人だけを取り扱っているサイトなどもありますので、エンジニアへの転職を希望しているのであれば、そうしたエンジニア専門の求人サイトをチェックするのもおすすめです。