夫婦のコミュニケーションのあり方

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妊活中に夫婦がすれ違うことのないように、普段からどのような点に気を付けてコミュニケーションを図れば良いのでしょうか。そのコツを3つほど教授しましょう。不妊治療が長引くと、自分の負の感情に付き合い切れず、次第にその感情を否定したり、無視したりするようになります。これは心理学的には「感情の否認」と呼ばれるもので、それほど珍しい機制ではありませんが、この状態は非常に危険な状態だと言えます。また、不妊に関係しない問題を、不妊に繋げてしまうこともあります。このケースでは、不妊治療に共同で取り組んでいるからこそ当該問題が表面化せずに済んでいると考えてしまい、その結果、いつまでも不妊治療を終わらせようとしないことになります。いずれの状況も非常に不健全であり、何とかそこから脱却しなければなりません。そのためのコミュニケーション法が、「お互いの価値観が異なることを恐れない」「相手の本音を勝手に想像しない」「本音をぶつけ合う」の3つです。非常にシンプルなアドバイスではありますが、この3つのルールを守って不妊治療の最中も避けることなくお互いにコミュニケーションを図ると、事態が改善することがあります。このルールは妊活中だけでなく、夫婦が普段から心掛けるべきテーマです。夫婦は相手を「他人でない」と考えてしまう余り、少しでも意見が異なると不安や焦りを感じてしまうものです。しかし元々赤の他人同士だった2人です。価値観も違って当然なのです。程よい距離感が合った方が、むしろ夫婦関係は上手くいきます。さて、夫婦を見守る外野の人間はどう振舞えばよいのでしょうか。大切なのは、上から目線でアドバイスするのを避けることです。