教習の不安

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合宿に参加するにあたって心配されていることは沢山あると思います。例えば合宿地が東北以北であれば、雪は教習や検定の妨げになり得るのかをご心配されるでしょう。運転初心者の方が、できる限り天候の恵まれた環境でハンドルを握りたいと思われるのは当然です。結論から言えば心配の必要はありません。降雪を売りにしている合宿プランもあるくらいです。なぜなら教習の合間にスキーやスノーボードを楽しめるプランは、若者の人気を集めやすいからです。運営する学校も経験を蓄積していますし、何よりも過去のデータが、卒業に支障のないことを証明しています。

東京や大阪にお住まいの方はご存知ないかもしれませんが、冬期中、東北や北海道の道路は除雪が徹底されます。公道の除雪は自治体とネクスコが行いますし、教習所内の道路も学校が常にチェックしながら整備しています。想定される最悪のケースは、「降雪がひどいために実技試験が受けられない」といった外的要因で卒業が遅れるものでしょうが、非常に稀なケースのようです。

運動神経が鈍いと自覚されている方は、人より学習スピードの遅い自分が予定通り卒業できるのだろうかと、不安でいらっしゃることでしょう。これも結論から言えば全く心配には及びません。免許の取得に運動神経は関係ないと言っても過言ではありません。確かに反射神経の良い方は咄嗟の判断が優れています。ハンドリングが上手な方もいます。しかし彼らも必ず最短期間の2週間は拘束されます。裏を返せばこの「2週間」は、誰でもこれくらいの期間があれば卒業できるであろうと想定した上で定められているのです。向き不向きの基準を敢えて挙げるとすれば、運動神経よりも「慎重さ」だというのが実のところです。