熱伝導率は固体にのみ適用される点に注意

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熱伝導率は様々な物体の中を熱が伝わる効率であると理解している人が多いものですが、これは実際には固体にのみ適用される法則であり、流体や気体には適用されないため、この点に注意をしなければなりません。特に熱交換器を使用しているエアコンやクーラーなどの効果を予測する場合、空気中の熱伝導率を考慮すると言う言い方をする場合が多いのですが、空気は気体であるため、様々な物質の内部を温度が伝播するケースとは異なる法則が成り立つことになります。
個体の場合には分子構造が安定しており、熱が直線的に伝わるのに対し、流体や気体の場合にはその状態が変化するため、熱が内部で拡散する性質があります。そのため、この条件を含んで計算しないと正確な数値を求めることができません。熱伝導率を利用することができるのは、状態が安定している固体のみであることを知っておくことが必要です。また、熱交換器について知りたくなった方は以下のサイトを参考にしてみて下さい。

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