スピリチュアルコーチングにおいて、自分自身をつくるものは、「自分の考えること」と言われています。自分自身について考えることはもちろん、他人について考えたことも現実になります。人は、自分の意思に関わらず、自身のフィルターを通して世界を眺めています。つまり、他人について考えるということは、自分自身について考えていることの投影という考え方です。多くの場合には、人生の重要な位置を占めている人に両親が挙げられます。小さな頃からさまざまなことを教えられ、自分なりの思想のようなものがあるはずです。両親に対する気持ちを人に言うことはあまりないでしょう。考えの内のいくつかは誰かに話すこともあるかもしれませんが、そのほとんどは自分自身の内に眠っています。しかし、言葉の有無に関わらず、自分が両親について考えたことはすべて、自分の人生で形を取っています。人は、考えることによって現実を創造するとされているからです。また、人の心には、「自覚されていない」考えがひしめきあっています。例えば、自分が不安を掻き立てられるような映画を観ているとします。しかし、自分が映画を観ている時には不安が湧き起こっている自覚はなく、「なんとなく嫌な感じがする」という気分だけが残ります。この嫌な感じ・不安感は、自ら進んで触れようとは思わないはずです。この不安の原因は、幼い頃に経験した不安を思い出させるようなシーンがあったからという場合が多いそうです。これらのマイナスの気持ちは、無意識化に属しているものであり、無意識化の領域は広大です。自分自身を理解するということは、この無意識の部分を出来る限り意識化しなくてはなりません。突然意識するのは難しいという方は、スピリチュアルカウンセリングなどで自分自身と向き合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。無意識化の領域を意識することで、今の現実とは違った現実を作り出す力につながっていきます。
思想を意識化する
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