発達障害との結びつき

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発達障害の関連記事を集めてみると、多種多様な内容の事柄がみつかりその豊富なトピックに驚きました。中には、全ての社会で起っている現象は、発達障害に起因するのではないかというようなものもありました。例えば、「発達障害と職場トラブル」「発達障害と女性問題」「発達障害と夫婦問題」「発達障害と心の悩み」などなど、発達障害と世の中のトラブルや現象をつなぎ合わせる事で、なぜそのような事が起ってしまうのかを紐解いたり、「発達障害と宇宙人」などという奇想天外に発想豊かな事柄まで、様々な話題と結び付けられていました。実際には「発達障害」は、私たちの身近な問題として存在し、私たちの生活や営みの一部となっているようです。

発達障害と子どもが大人になる過程の、「育ち」「お育ち」と呼ばれる、すなわち「家庭環境」は、とても重要なものです。ここで言う「育ち」「お育ち」とは、どのくらいの愛情を受けて、子どもが育ったのだろうかという問題です。後天的な「発達障害」についても、昨今、述べられていますが、その多く起因は、「虐待」「ネグレクト」「育児放棄」などといった、親の愛情や見守りから遠のいた環境に育つ子どもの育ったバックグラウンドについて多くの研究がされています。また学校や職場など、「対人関係」による、「いじめ」「パワハラ」など、社会的コミュニケーションからの心身的な傷が、脳に障害をもたらすといった報告もされています。主に先天的な脳の障害が、「発達障害」と呼ばれていますが、人間の発育や成長の過程には、様々な「発達障害」との結び付きがあります。私たちは、住み良い社会環境を考えるにあって、「発達障害」との根源的なつながりを無視してはいけないのではないかと考えます。